マジックオリジンにて約8年ぶり(ローウィン以来)にマジックに復帰。
カード資産の都合でリミテッド専門でプレイするが、MO内のpauperなるフォーマットを知り、Leagueに参加して早四ヶ月。
金魚やシミてくさんのブログを読み漁り、一通りのpauperに存在するアーキタイプを確認した俺が最初に手にしたデッキはドメインZOOだった。
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》が禁止される前と今の環境では各デッキの入賞数の差こそあれど、familiarが消えたくらいで、tire1やtire2のメンツに大きな違いはない……はず。(間違ってたらごめんなさい)
なぜ数あるデッキの中からほとんど入賞経験のないローグデッキ、それもドメインZOOを選んだのか。
MOのカード資産的にもローウィン時代の名残として《思案/Ponder》、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》、《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》が唸るほど余っていたのを考えれば青単フェアリーに行きつくのが自然だった。
しかし俺はフェアリー一強と言われていたローウィン時代のスタンダードでも《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》を使い続けていたくらい、多色グッドスタッフが好きだった。
そんな俺が各色のパワーカードを自由に使えるドメインZOOなんてアーキタイプに惹かれないわけがない。
メタゲーム? そんなの読んでるうちは二流だね。メタゲームなんてものは作り出してこそ一流のプレイヤーだ!
と意気込みながら、2構を数回回し、デッキの感触を掴んだ俺は意気揚々とLeagueに乗り込んだ。
しかしそこで記録されるのは3-2,2-3,3-2,2-3,たまに1-4といった平凡というか三流プレイヤーという称号ももったいないほどの成績。
なぜだ、おかしい。こんなはずじゃない。
《野生のナカティル/Wild Nacatl》というモダンでも禁止経験のあるパワーカードを1ターン目に展開し、、《稲妻/Lightning Bolt》や《部族の炎/Tribal Flames》といった優良火力で援護&ダメ押し、《戦隊の鷹/Squadron Hawk》や《コーの空漁師/Kor Skyfisher》といったアドバンテージエンジンもある。
更に各色の優良サイドボードを搭載可能とくれば、どこにも死角はない。はずだった。
しかし、対戦を繰り返すごとに感じたのはテンポの悪さだった。
いくら《豊かな成長/Abundant Growth》や《ナイレアの存在/Nylea’s Presence》があるからといって、pauper環境の貧弱なマナベースで3色以上のデッキを組もうとすると動きがもっさりしてしまうのは致し方ない。
ドメインを達成するためには基本地形を並べざるを得なく、2ターン目以降の《進化する未開地/Evolving Wilds》や《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》を使ったタップインでの展開では、いくら《野生のナカティル/Wild Nacatl》が大きくなろうとも2体目以降が続かないのではテンポ負けは必至。
テンポを改善するために新たな1マナクリーチャー?として《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》を投入してみたりもしたが、墓地を肥やすためにはフェッチを切らなければならず、根本的な解決には至らなかったのであった。
かといって、アドバンテージ勝負をしようとしても黒単やウルザトロン相手にはどうにも分が悪く感じ、メタゲーム上の仮想的相手にはどれも戦えなくはないが、明確に有利を感じることもないといった器用貧乏というか中途半端なイメージを拭えなかった。
デッキに罪はない。
単に俺の実力では回せなかっただけのこと……。
そっと《野生のナカティル/Wild Nacatl》たちをデッキケースに戻し、新たなる相棒を見つけるために公式の5-0デッキリストを眺める日々が続いた。
もっと殺意のある、もしくは真綿で相手の首を絞め続けるようなデッキはないか……。
そう呟きながらデッキリストを漁り続けた俺が次に手を出したのは拷問生活だった。
が、ドメインZOOよりももっさり感が強く、昨今のテンポ環境ではどうも真価が発揮できない気がして秒で解体。組む前に気づけよ、俺。
そしてそんなときに出会ったのが、まだらめBKさんの以下の記事だった。
同じく5色を使用するドメインZOOとの大きな違いは《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》の使用有無だった。
デッキの構造上、基本地形を並べなければならないドメインZOOと違って、5C Boglesは《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》を使用すればテンポロスすることがないのだ。
つまり、《森/Forest》セット、《ぬめるボーグル/Slippery Bogle》→《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》セット、《天上の鎧/Ethereal Armor》+《怨恨/Rancor》→《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》セット、《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》! のようなブン回りプランを確保しつつ、サイドには《電謀/Electrickery》や《払拭/Dispel》といった各色の優良サイドボード選択が可能になるということだ。
早速リストを完コピしたデッキを何度か回し、メインの《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》3枚とサイドの《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》3枚で十分防御円対策はできていると判断したことと、常に青マナの確保は難しいと考えて《シッセイの創意/Sisay’s Ingenuity》を《孤独な宣教師/Lone Missionary》にチェンジ。
序盤に白マナが足りなく感じることが多かったため、《森/Forest》を一枚《平地/Plains》にチェンジ。(《花咲く砂地/Blossoming Sands》にしなかったのはタップインを嫌って)
そうして颯爽と参戦したLeagueは3-2,3-2,2-3というドメインZOOの悪夢再び。
しかしうまく使いこなせていれば勝てたと思う展開も多く、このデッキは今までとは何かが違う、と感じた俺は諦めずLeagueにJoint。
そこで4連勝から最後イージーミスによって負けるも久々の4-1を記録し、かなりの手応えを感じたままとりあえずの眠りにつくのであった。
意外と長くなったので二回に分けます。
カード資産の都合でリミテッド専門でプレイするが、MO内のpauperなるフォーマットを知り、Leagueに参加して早四ヶ月。
金魚やシミてくさんのブログを読み漁り、一通りのpauperに存在するアーキタイプを確認した俺が最初に手にしたデッキはドメインZOOだった。
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》が禁止される前と今の環境では各デッキの入賞数の差こそあれど、familiarが消えたくらいで、tire1やtire2のメンツに大きな違いはない……はず。(間違ってたらごめんなさい)
なぜ数あるデッキの中からほとんど入賞経験のないローグデッキ、それもドメインZOOを選んだのか。
MOのカード資産的にもローウィン時代の名残として《思案/Ponder》、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》、《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》が唸るほど余っていたのを考えれば青単フェアリーに行きつくのが自然だった。
しかし俺はフェアリー一強と言われていたローウィン時代のスタンダードでも《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》を使い続けていたくらい、多色グッドスタッフが好きだった。
そんな俺が各色のパワーカードを自由に使えるドメインZOOなんてアーキタイプに惹かれないわけがない。
メタゲーム? そんなの読んでるうちは二流だね。メタゲームなんてものは作り出してこそ一流のプレイヤーだ!
と意気込みながら、2構を数回回し、デッキの感触を掴んだ俺は意気揚々とLeagueに乗り込んだ。
しかしそこで記録されるのは3-2,2-3,3-2,2-3,たまに1-4といった平凡というか三流プレイヤーという称号ももったいないほどの成績。
なぜだ、おかしい。こんなはずじゃない。
《野生のナカティル/Wild Nacatl》というモダンでも禁止経験のあるパワーカードを1ターン目に展開し、、《稲妻/Lightning Bolt》や《部族の炎/Tribal Flames》といった優良火力で援護&ダメ押し、《戦隊の鷹/Squadron Hawk》や《コーの空漁師/Kor Skyfisher》といったアドバンテージエンジンもある。
更に各色の優良サイドボードを搭載可能とくれば、どこにも死角はない。はずだった。
しかし、対戦を繰り返すごとに感じたのはテンポの悪さだった。
いくら《豊かな成長/Abundant Growth》や《ナイレアの存在/Nylea’s Presence》があるからといって、pauper環境の貧弱なマナベースで3色以上のデッキを組もうとすると動きがもっさりしてしまうのは致し方ない。
ドメインを達成するためには基本地形を並べざるを得なく、2ターン目以降の《進化する未開地/Evolving Wilds》や《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》を使ったタップインでの展開では、いくら《野生のナカティル/Wild Nacatl》が大きくなろうとも2体目以降が続かないのではテンポ負けは必至。
テンポを改善するために新たな1マナクリーチャー?として《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》を投入してみたりもしたが、墓地を肥やすためにはフェッチを切らなければならず、根本的な解決には至らなかったのであった。
かといって、アドバンテージ勝負をしようとしても黒単やウルザトロン相手にはどうにも分が悪く感じ、メタゲーム上の仮想的相手にはどれも戦えなくはないが、明確に有利を感じることもないといった器用貧乏というか中途半端なイメージを拭えなかった。
デッキに罪はない。
単に俺の実力では回せなかっただけのこと……。
そっと《野生のナカティル/Wild Nacatl》たちをデッキケースに戻し、新たなる相棒を見つけるために公式の5-0デッキリストを眺める日々が続いた。
もっと殺意のある、もしくは真綿で相手の首を絞め続けるようなデッキはないか……。
そう呟きながらデッキリストを漁り続けた俺が次に手を出したのは拷問生活だった。
が、ドメインZOOよりももっさり感が強く、昨今のテンポ環境ではどうも真価が発揮できない気がして秒で解体。組む前に気づけよ、俺。
そしてそんなときに出会ったのが、まだらめBKさんの以下の記事だった。
超久しぶりにpauperリーグ用デッキ
http://madaramebk.diarynote.jp/201603120103406502/
同じく5色を使用するドメインZOOとの大きな違いは《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》の使用有無だった。
デッキの構造上、基本地形を並べなければならないドメインZOOと違って、5C Boglesは《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》を使用すればテンポロスすることがないのだ。
つまり、《森/Forest》セット、《ぬめるボーグル/Slippery Bogle》→《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》セット、《天上の鎧/Ethereal Armor》+《怨恨/Rancor》→《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》セット、《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》! のようなブン回りプランを確保しつつ、サイドには《電謀/Electrickery》や《払拭/Dispel》といった各色の優良サイドボード選択が可能になるということだ。
早速リストを完コピしたデッキを何度か回し、メインの《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》3枚とサイドの《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》3枚で十分防御円対策はできていると判断したことと、常に青マナの確保は難しいと考えて《シッセイの創意/Sisay’s Ingenuity》を《孤独な宣教師/Lone Missionary》にチェンジ。
序盤に白マナが足りなく感じることが多かったため、《森/Forest》を一枚《平地/Plains》にチェンジ。(《花咲く砂地/Blossoming Sands》にしなかったのはタップインを嫌って)
そうして颯爽と参戦したLeagueは3-2,3-2,2-3というドメインZOOの悪夢再び。
しかしうまく使いこなせていれば勝てたと思う展開も多く、このデッキは今までとは何かが違う、と感じた俺は諦めずLeagueにJoint。
そこで4連勝から最後イージーミスによって負けるも久々の4-1を記録し、かなりの手応えを感じたままとりあえずの眠りにつくのであった。
意外と長くなったので二回に分けます。
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